大鰐町で自然薯の収穫始まる


 弘前市の弘果・弘前中央青果などが特産化を目指している自然薯(じねんじょ)の収穫が、22日から大鰐町島田地区で始まった。今年は夏場の天候に恵まれたため、品質の良い物が収穫されている。

 純粋な日本原産種で、ヤマイモなどに比べても粘りが強い自然薯は、滋養強壮に優れた健康食品として知られる。
 自然薯の作付けは県内では大鰐町と深浦町で行われており、大鰐町は今年9年目。
 同町ではつがる弘前農協自然薯部会会員九人が32アールの畑で栽培を行っており、今年は6300本が植え付けられた。
 同町の下山繁男さん(74)の畑では関係者ら約30人が集まり、自然薯を収穫。土を掘り起こすとシート状の栽培器に入った長さ一メートルほどの自然薯が次々と顔を出した。
陸奥新報 - 2006年11月22日