健康食品としてのヨーグルトの効用

健康食品としてヨーグルトは、牛乳に由来する良質のタンパク質やカルシウムとかビタミンB2を多く含んでいて、爽やかな酸味がありますので、牛乳の嫌いな人でも摂取しやすいですね。ヨーグルトに含まれている乳酸菌の酵素でタンパク質が分解されますので、消化が良くなりますし、カルシウムは、乳酸カルシウムとなって吸収されやすくなります。

健康食品としてヨーグルトが、世界にその名が知られるようになったのは、ノーベル賞学者E・メチニコフの論文によるものだということのようです。メチニコフは「ブルガリアに100才を超える老人が多くいるのは、彼らがヨーグルトを常食としているからである」として、ヨーグルトを毎日食べていれば、身体の老化が食い止められるのではないかと考えを発表したからなんです。

健康食品としてのヨーグルトに鶏肉を数時間つけ込むと、肉の筋繊維をつないでいる膜が乳酸によって柔らかくなり、とてもジューシーに焼き上がるようになります。ヨーグルトには防腐効果もありますし、脱臭効果もありますので、鶏肉の臭いも半減させてくれて、旨味も増すのですよ。一度、試してみてください。

健康食品会社アムスライフサイエンスと宝ホールディングスが資本提携

健康食品で宝ホールディングスが健康食品の製造販売を手がけているアムスライフサイエンスと資本提携することになった。発表によると2月15日付で、アムスライフサイエンスが保有している自己株式のうち発行済み株式の2.3%を宝ホールディングスが取得するとのことです。アムスライフサイエンスは、健康食品の通販会社などを傘下に持っています。宝ホールディングスでは、アムスライフサイエンスの流通網を活用して、子会社のタカラバイオが製造している機能性食品素材の拡販を狙う計画とのことです。

健康食品販売会社アムスライフサイエンスの株式取得額は1億8600万円にのぼります。アムスライフサイエンスは、子会社を通じて、健康食品の通信販売や百貨店などでの専門店運営を手がけています。
宝ホールディングスでは、資本提携により新たな販路を開拓したことになりますので、初年度は約1億円の増収効果につながるとみています。宝ホールディングスでは、今後はさらに新製品の開発なども進めていく計画とのことです。

ちなみに、宝ホールディングスとは、宝酒造やタカラバイオを傘下に持つ持株会社で、京都市下京区に本社があり、1842年創業で1925年に寳酒造株式会社を設立し、2002年に持株会社制に移行に伴い、現在の社名となっているお酒屋さんです。現在の宝酒造株式会社は、2002年に新しく設立された事業子会社となります。

アムスライフサイエンスとは、静岡県静岡市駿河区に本社を置いている健康食品や化粧品のOEMメーカーで、資本金 13億9,978万3,293円、売上高 連結69億5,202万円、従業員数 単独138名 連結330名で、 2005年3月3日 ジャスダックに上場している会社です。

健康食品などの効能・効果16分野市場を調査

健康食品やサプリメントについて、総合マーケティングビジネスの富士経済が、昨年10月から12月にかけて、健康や美容に良いというコンセプトの食品のうち、機能を重視した「健康食品」と「シリーズサプリメント」を効能や効果の面から16の分野に分類して調査しました。

富士経済の調査報告によりますと、健康食品とシリーズサプリメントの機能志向食品の06年市場規模は、6,111億円(前年比96.5%)、07年は6,027億円(前年比98.6%)と2年続きの減少が見込まれるとのことです。

健康食品業界は、前年に続き厚生労働省の規制強化の動きがあり、ファンケル、ディーエイチシー、小林製薬の商品に対して、効果や効能を暗示、想起させる表現をやめるよう指導が行われた結果、商品名の変更を余儀なくされ健康食品業界に大きな波紋を呼んだのでした。

背景には健康食品の信頼性や安全性に関わる問題が発生したことが挙げられています。健康食品業界としても「健康食品GMP(品質管理基準)」を定めて品質を保証しようという動きも見られるます。

一方、薬事法を厳格に適用し過ぎると「食効」そのものの否定にも繋がりかねないという批判もあり、改めて健康食品の法制化を求める声が高まっているのが実情です。07年の機能志向食品市場はこうした動きを反映し、総じて低調に推移してしまいました。

コエンザイムQ10は、生活習慣病予防を効能とすることで一大ブームを呼び起こしたのですが、トライアルが一巡すると共に急速に需要が縮小しつつあります。メタボリックシンドロームが話題になって参入企業が急増したカロリー調整食品も、競合激化と異業種を含めたダイエット需要の分散化により市場が激変を余儀なくされています。ヒット商品が登場しても一時的なブームに終わることが多く、リピート需要定着が各社共通の課題があります。

08年4月からは40歳以上を対象とした特定健康診断の義務化がスタートしますので、生活習慣病予防に対する関心が高まることが予想され、生活習慣病予防、ダイエット、栄養バランスなどの効能を持つ食品がH・Bフーズ市場を後押しする可能性はとても高くなると予測しています。