健康食品として人気が高い自然薯求めて6000人にぎわう


地元特産の自然薯(じねんじょ)をPRする南川じねんじょまつり(南川自然薯研究会主催)が三日、香川県さぬき市大川町の南川自然の家であった。即売コーナーや自然薯を使った郷土料理の食べ歩きコーナーが開かれ、約六千人の家族連れらでにぎわった。

 会場には、掘り出されたばかりの自然薯約九百箱が並べられ、「秀」「優」「二級」の三等級に分けて即売。一キロ当たり千七百?二千七百円の割安とあって、一人で数箱買い求める人が目立った。

 食べ歩きコーナーでは、地元の主婦らがつくった自然薯入りのシシ鍋やむかごずしなどが大人気。桑の葉と自然薯が入った特製まんじゅうの販売所にも、長蛇の列ができていた。また、ステージでは郷土芸能の南川太鼓が勇壮な演奏を披露。県出身の演歌歌手、香川まゆみさんも来演し、美しい歌声に盛んな拍手が送られていた。

 山間部に位置する南川地区は、昼夜の寒暖差と水はけのよい土質を利用した自然薯のパイプ栽培が盛ん。健康食品として人気が高く、他県からも注文があるという。

 自然薯の問い合わせは同研究会<0879(43)3064>。
四国新聞 - 2006年12月3日