健康食品、観光産業などと連携し沖縄の医療資源活用 独自のサービス創出へ

沖縄の医療資源活用 独自のサービス創出へ
 沖縄独自の医療資源を産業活性化につなげようと、沖縄総合事務局や県、医師らでつくる「琉球医療ルネッサンス研究会」が1日設立された。同日夜、沖縄産業支援センターで初会合が開かれ、座長に玉城信光県医師会副会長を選出。健康食品、観光産業などと連携し、沖縄独自の付加価値を持った医療サービス創出に向けて話し合った。
 沖縄の薬草や独特の食事などを医療資源と位置付け、科学的な視点からその価値を再認識するとともに、最先端の医療技術との連携方法などを検討していく。
 同研究会の設立は経済産業省のOKINAWA型産業振興プロジェクトの一環。同プロジェクトで8月に設立された琉球エステ・スパ研究会など保養分野と連携することで新たな観光商品開発の可能性も期待されている。
 1日には、研究会の第1回会合が開かれ大滝義博バイオフロンティアパートナーズ社長が「沖縄の強みを生かす産業とは?国際医療特区のアイデア」と題し講演した。

琉球新報 - 2006年12月1日