健康食品、泡盛業界にけん引され景況感は良い

帝国データバンク沖縄支店が7日発表した2006年11月の県内企業倒産集計によると、倒産件数は前年同月比2件減の5件、負債額は同70・2%減の6億700万円と過去1年で4番目に低い水準だった。

 負債額1億円を超える倒産が3件発生したものの、10億円を超える大型倒産はなく、全体的に低水準。ただ、公共工事の削減や落札率低下などの影響を受け、土木建設業関係の倒産が3件あった。同業種の企業倒産は2月以降毎月発生している。

 その他の業種ではホテルが1件、酒類卸業が1件だった。倒産要因は4件が販売不振、1件が経営者の病気だった。

 今後の見通しについて同支店は「観光業界、健康食品、泡盛業界にけん引され景況感は良いことから、倒産件数は引き続き変動しながら低水準で推移していくことが見込まれる」とみている。

沖縄タイムス - 2006年12月7日