東洋紡、敦賀に発酵設備・組み換え装置導入へ

 東洋紡は保湿、抗コレステロールといった働きを持つ機能性素材の事業化を目指し、敦賀事業所内(福井県敦賀市)のバイオ工場に発酵設備や遺伝子組み換え設備を導入する。投資額は数億円になるもよう。既存の発酵設備なども活用する。同社は2010年度にライフサイエンス分野で売上高を670億円(今期約340億円の見通し)相当に引き上げる考えで、化粧品や健康食品向けの素材供給を本格化させ、同分野の柱であるバイオ事業の拡大を急ぐ。

化学工業日報 - 2007/1/19