健康食品販売会社のリッチランド会長ら巨額詐欺認める

 健康食品販売会社「リッチランド」による巨額投資詐欺事件で、投資家から金をだまし取ったとして、組織犯罪処罰法違反(組織的詐欺)の罪に問われた同社会長、佐伯万寿夫被告(61)ら同社幹部計6人の初公判が27日、東京地裁(福崎伸一郎裁判長)であった。罪状認否で、佐伯被告は「そのとおりです」と起訴事実を全面的に認めた。

 起訴状によると、佐伯被告らは共謀し、2004年から名古屋市内のホテルなどで説明会を開き、「ヨーロピアンプログラムでは、1口50万円を払って会員になると、5年後には100万円が支払われます」などと虚偽の説明をして、計29人から計約2億円をだまし取った。



日本経済新聞 - 2007年4月26日