健康食品の販売装いヤミ金=法定利息の335倍

 健康食品の委託販売を装って無届けで貸金業を営み、高額の利息を得ていたとして、大阪府警東住吉署は5月7日に出資法違反(高金利受領)の疑いで兵庫県姫路市辻井、貸金業経営加納久朗容疑者(47)ら3人を逮捕した。いずれも容疑を否認しているとのことです。

 調べでは、加納容疑者らは昨年8月から今年3月にかけ、大阪府守口市の主婦(71)ら11人に計81万2000円を貸し付け、法定の約5.5~335倍に当たる計161万5000円の利息を受け取った疑いが持たれています。

 加納容疑者らは融資の際、客に数千円の健康食品の購入を要求して、代金を差し引いた額を融資していた模様です。代金は実質的には利息の先取りで、3万円の貸し付けで健康食品9000円分を購入させられたケースもあったようです。とても巧妙な手口で利息を取っていました。