健康食品3社に排除命令

眼精疲労に効果があるなどといわれているブルーベリーの成分「アントシアニン」の含有量を過大に表示して健康食品を販売したとして、公正取引委員会は13日、健康食品販売会社「ティー・アンド・エフ」(東京都中央区)、「メディカルコスメティクスジャパン」(同)、「ウインズインターナショナル」(横浜市港北区)の3社に対し、景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。

 公取委によると、3社はそれぞれの商品について、ラベルやチラシ、通販カタログで、アントシアニンの量を「3粒で36%」「1粒で36%」などと表示したが、実際の含有量はいずれも1%程度だった。

 ブルーベリーを原料にした健康食品は人気で、昨年の国内市場規模は180億円に達した。3社は昨年から今年春ごろまで約1500?7000万円を売り上げたが、公取委の調査後に販売をやめた。

読売新聞 - 2006年12月13日