健康食品の番付を発表

健康食品、医薬品販売サイトのケンコーコムは8日、2006年に話題となり、販売点数も急増した健康食品の番付を発表した。東の横綱にダイエット効果があるとして話題となった「ファセオラミン(白いんげん豆の成分)」、西の横綱にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)対策に有効と紹介された「杜仲茶」が選ばれた。

 この番付は04年から毎年恒例として発表しているもので、同社サイトの出荷数の上位に躍り出た食品(成分)を中心に選んでいる。東西横綱ともテレビの健康情報番組をきっかけに注目されており、テレビの影響力は相変わらず強い。

 ファセオラミンは、「白いんげん豆を炒って粉末にしてご飯にまぶして食べるダイエット法」を見た一部の視聴者が嘔吐や下痢を引き起こして注目を集めたが、加熱不十分なために残っていた生豆成分のせいである可能性が高いことが分かり、後にファセオラミン成分入りサプリメントの人気が高まった。

 杜仲茶は、5月に厚生労働省が、予備軍も合わせると約1960万人と発表して話題となったメタボリックシンドローム関連。内臓脂肪の蓄積抑止効果があると紹介され、ケンコーコムでの今年年間の販売個数でトップとなっている。

 東の大関、チアシードは、サルビアの一種の果実種で、水分といっしょに取ると膨らんで満腹感を得られる。西の大関、MBP(乳塩基性タンパク質)は、牛乳や母乳中にごく微量に含まれる成分で、女性タレントの出産・育児体験談がきっかけとなって現在も高い人気を博しているという。

フジサンケイ ビジネスアイ - 2006年12月10日