健康食品事業拡大狙う、サッポロ飲料


健康食品サッポロ飲料健康食品分野の事業拡大を目指し、通信販売事業に参入した。通販限定商品として、冷凍野菜飲料「SAPPORO 完食野菜」をこのほど発売した。

清涼飲料水がスーパーなどでの価格競争の激化から販売額の大きな伸びが期待できない中、成長の見込める健康食品の通販に力を入れる。

 「完食野菜」は、青汁の原料のケールを乾燥させて微細に粉末化。食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含み、ぬるま湯で溶かして飲む。ごま、大豆を混ぜた二種類を商品化した。希望小売価格は三十パック入り六千五百円。

 初年度の売上高は六億円を見込む。シリーズ化などにより「完食野菜」で三年後に二十億円の売上高を目指す。同社は「通販は直接顧客の声が聞けるので、商品開発に効果的に生かせる。高付加価値商品を展開したい」と話している。

北海道新聞 - 2007年2月20日