健康食品を扱っているドラッグストアチェーンの薬王堂（岩手県矢巾町、西郷辰弘社長）は１３日、２００７年２月期決算を発表した。連結の売上高は過去最高の３０１億３４００万円（前期比１４・０％増）を記録。当期純利益５億５４００万円（同１３・２％減）で増収減益となった。
１株当たりの配当は株式分割により前期の半額の３３００円。当期は１４店を新規出店したが、出店の下期集中により投資額の回収が遅れ、健康食品ブームも一段落したことなどが減益要因となった。
新規出店は前期比１店減。１４店の県別内訳は秋田の６店、岩手、青森各３店、宮城２店。店舗数は計８９店となった。
営業利益は９億７２００万円（前期比４・４％減）、経常利益は１０億６０００万円（同８・１％減）。当期はチラシ特売の回数を減らし、自社開発商品の品ぞろえを拡充。既存店の客数は前期比１・４％増、売上高も同１・７％増となった。新規出店の下期集中は鋼材などの建設資材の高騰と資材の確保遅れが要因。
次期（０８年２月期）は連結売上高３５０億円、営業利益１０億円、経常利益１１億円、当期純利益は前期比１５・１％増の６億円の増収増益を見込む。新規出店は１６店を予定。
岩手日報 - 2007年4月13日
健康食品の薬王堂、売上高が最高 07年２月期決算
