健康商品で健康被害を起こす恐れのあるキサントアントラフィルを含む健康食品名を公表

健康食品で厚生労働省は3月28日、いわゆる健康食品の「SUPER DON MAN」から、医薬品成分のキサントアントラフィルが検出されたことを発表した。キサントアントラフィルは、国内外の医薬品として承認されていない。また、健康被害を起こす恐れが否定できないと注意を喚起している。

 キサントアントラフィルは、高血圧および狭心症の薬である硝酸剤や一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸剤アミル、硝酸イソソルビドなど)と併用すると、降圧作用が増強し、過度に血圧を下げることがあるとしている。また、日本においてはこのような未承認の薬物を含む製品は「食品」には該当せず、「無承認無許可医薬品等」として扱われているとし、安易に食品として利用すると重大な健康被害を起こす危険性があると注意を促している。

MYCOMジャーナル - 2007年4月5日